●●●入学●●●ソレンティアに入学するためには、まず〈招待状〉を受け取らなければなりません。 ソレンティアからの〈招待状〉を受け取った者のみが、この学園への入学を許されるのです。〈招待状〉を受け取り、そこに記されている呪文を唱えると、 〈案内人〉と呼ばれる使いがあなたの元を訪れます。 彼らの案内に従い、ソレンティアへの扉を開けたその時から、一人前の魔法使いを目指しての、魔法学園での日々が始まるのです。 現在の〈案内人〉はチーロ・バルトロンメーオという標準サイズより少し大きめの七星てんとう虫の姿をした妖精が担当している。 ●●●さまざまな手続き●●●ソレンティアに入学したあなたは、魔法学園で生活をしていくためのさまざまな手続きを行います。・学科の選択・寮の選択これらの手続きは、入学してすぐに学生課にて行われます。学科や寮が決まったら、いよいよソレンティアでの生活がスタートです。日々の〈スケジュール〉で自らの能力を磨きつつ、グループやイベントなどにも参加して、学園生活を楽しみましょう。●●●進級について●●●ソレンティアには〈進級〉という概念は存在しません。この学園には〈一年生〉〈二年生〉といった括りがないからです。学生は、学科を選ぶとそれぞれが専攻する学問のゼミに所属し、そこで魔法使いになるための様々な能力を磨いていきます。そして、そういった日々の中で魔法使いとしてのランクをUPさせていくのです。ソレンティアにおける〈進級〉とは、この、魔法使いとしてのランクUPを意味します。一年に一度、階級が上がるというわけではなく、個々がそれぞれの努力によって魔法使いとしての能力を高めていく――それが、ソレンティアでの基本的な就学スタイルとなります。 ●●●卒業について●●●ソレンティアでは、十二歳から二十六歳までの学生たちが、魔法使いになるための学問を学ぶ事が出来ます。在学年数はその個人によってさまざまであり、一年で卒業を迎える者もあれば、十四年をかけて卒業する者もいます。しかし、在学年数が短ければ優秀であり、長ければ優秀でないという事ではありません。基本的にソレンティアでは、学生自身が、自分にもっとも適したタイミングで、ソレンティアからの卒業を決意します。そのタイミングは個人によってそれぞれに異なり、どれが正しいというものはないのです。 ●●●資格修士(ルティアマスター)について●●●ソレンティアを卒業すると、〈資格修士(ルティアマスター)〉の称号が贈られます。これは、一人前の魔法使いになった事の証明書のようなものです。〈資格修士〉の称号を得た者は、卒業後も管理課に申請をすることによって、比較的自由にソレンティアの中に入る事が可能となります。 ●●●退学について●●●〈資格修士〉の称号を取得することなくソレンティアを退学した場合、もとの世界に戻った後は、魔法を使う事は出来ません。ソレンティア以外の世界で魔法を使うためには、〈資格修士〉となることが絶対条件なのです。学問の途中で退学をしてしまった場合は、そのような形で元の世界に戻る事になります。但し、しかるべき事情が認められた場合は、退学後に復学することも可能です。