●●●呪文関係●●●●ソムヌスランプの明かりを消す呪文。●エクス・ニヒロー・ニヒル・フィト招待状を受け取った者がソレンティアへの扉を開けるときに使用する「はじまりの呪文」。●ヴィンクタスペンナ“緊縛”の呪文。かけられたものは身動きが取れなくなる。●ユベオー“止まれ”を意味する呪文。●ルメンナール“光よ”を意味する呪文。光を呼ぶ魔法、ランプなどに明かりを灯す。燃料がないものに関しては魔力を微量に消費しつつ光が維持される。●モベンスタ“動け“を意味する呪文。物質などを引き寄せる。●ボナビランクス“調和せよ”を意味する呪文。バランスを取り戻させる。●クレブリン造形魔法を発動させるための、起点となる呪文。魔法式によって定義された空間に対して宣言する。●カーデフ造形魔法による立体造形を宣言する呪文。魔法式と後に続く定義語によって、魔法造形物を細かく定義する。●ドラゴクレス・エディフィス・ピリエカトルヴァンディス・レトン“ドラゴクレスなる建築の90番目の柱を現出させよ”を意味する呪文。●ドラゴクレス・エディフィス・スタチュアン・レトン“ドラゴクレスなる建築の要となる彫像を現出させよ”を意味する呪文。●ドラゴクレス・メンスーラ・アン・レトン“ドラゴクレスなる定規を一つ現出させよ”を意味する呪文。●クレブ・カーディウス造形魔法によって剣を構築させるための呪文。●コルプス質量制御魔法を発動させるための、起点となる呪文。魔法式が書き込まれた物体に対して宣言する。●レ・グラヴェ質量制御魔法による質量の軽減と解放を宣言する呪文。●レウェフォル質量制御魔法による質量の大幅な軽減を宣言する呪文。●レウェフォ・グラヴェフォル質量制御魔法による質量の大幅な軽減と解放を宣言する呪文。●ペルフェク・グラヴェフォル魔法による質量制御の完全解放を宣言する呪文。●クロノ・レノバティオ時間再生の魔法。●●●呪文関係●●●●ニヒル・クラヴィス「無の石」。ダアトに関連する魔法を発動するキーストーン(要石)とされている。●奥義書(グリアモール)蔵書室に保管されている、上級魔法の解説書総称。一般の学生は見ることはできない。●通行証明書門を通るための証明書。招待カードのこと。●魔法石(マジア・オルパス)魔力を秘めた石。●ルベド赤キノコ。幻薬の練成に使う。●アルベド白キノコ。幻薬の練成に使う。●ニグレド黒キノコ。幻薬の練成に使う。●メタ・バリュスタ魔力を帯びた魔法生物の剥製を指す。既存の魔法生物に似せて作られた擬似剥製の場合が多い。擬似剥製は、動物や植物などのパーツを組み合わせて作られることがほとんど。メダ・バリュスタは主に魔法道具や、使い魔の依代などに利用されている●●●場所の名前●●●●門(ゲート)塔の入り口にある、幅十メートル近い巨大な門。●カフェ・ラ・マンキャンパス内にある喫茶店。●実験ドーム幻薬コースの敷地にある、ドーム型のガラス天井をした巨大温室の名称。●学生食堂キャンパス内にある学生食堂。●ドラゴ・クレス中央博物館(セントラルミュージアム)フォウス・ヴェーダの建築家、イエナ・エルメセナが設計した博物館。竣工から完成まで、996年の歳月を要し、数百年間、完成なかばの状態で使用されてきた。館内の展示物よりも建物自体に見る価値があるという説もある。エメット・マイ(外伝『竜をはかりしもの』参照)が8歳の時に完成しており、彼は落成式にも参加している。形状のイメージは、スペインのサグラダ・ファミリア教会のような意匠を施された、日本の国会議事堂で、各所に107体の雨樋の怪物(ガーゴイル)と、中央棟に1頭の巨大な竜の彫刻が施されている。●孤高なる千年の栄光(ミレニアムグローリー)ティファレトの森の、目立たない場所に設置された孤高なモニュメント。ある卒業生が寄贈したものだが、芸術性を追求するあまり、無駄に魔力を放出している。魔法力による永久機関としての優秀さは認められているが、芸術性ははなはだ疑問視されている。本来のタイトルは無題だが、制作した生徒の「私の到達した芸術が真の栄光に照らされるためには、あと千年の歳月を必要とするだろう」という言葉から、“孤高なる千年の栄光(ミレニアムグローリー)”と呼ばれている。形状は、天動説と地動説を優雅に統合した天球の動き(と制作者が主張する、他の魔法使いにも理解不能な原理)をモチーフとし、鋭角的なオブジェが複雑怪奇に乱舞する。芸術性はともかく、ぶつかったらタダでは済まないので、安全性が危惧されている。●アウラ・ルドゥスかつては戦闘実践の場として利用されていた施設。かつての事故により閉鎖され、十数年の月日を経るうちに本当の名前さえ忘れられてしまっていた。低層階、アッシャーの鬱蒼とした森奥に闘技場は存在している。●●●その他●●●●暦ソレンティアでは「満月の1 太陽の日」などと表記される。月齢は「満月」「新月」「上弦」「下弦」の四種で、14日周期で変化する。●ルークソレンティアに流通する通貨の単位。貨幣の形状は硬貨。元になる金属は、二種類以上の物質を魔法練成した合金。●ビクトリー・ウィングショウ・ワンタイが顧問を勤めるサッカークラブの名前。●門兵(ガードナー)門の左右を守る、ナノス・ヴェーダの門兵。●ルティア“資格を持つ者”の意味。ソレンティアに入る事を許された者を指す。●人工生命体(ホムンクルス)フォウス・ヴェーダのこと。●アラケル・リンク魔法が発動中の魔法式。●ヨッドの魔法式一定時間思考力の感度をUPさせる低級魔法。●守護魔法魔法石などにかけられた、持ち主を守護するための魔法。災いを祓うとされている。●召喚魔法異界の住人である神獣を召喚する魔法。低級から上級まで、様々なランクに分かれており、ランクによって召喚可能な神獣が変化する。●召喚陣召喚魔法のための魔法式。●月の光(ルーナルシス)月光の意味。●材料(マテリアル)魔法練成につかう材料の総称。●ヴェーテの魔法一時的に無機物に生命を与える魔法。持続時間は式の構成によって変化する。属性は古代魔法。●テレズマ魔法道具の発動体。空気中に漂う目に見えない物質。発動体としてのテレズマを魔法道具へ織り込まずとも、道具の駆動は可能。だが、発動時間のロスや発動の不可能性、魔力の消費などのデメリットが発生する。何故発動体として有効に機能しているかは、今後の研究が待たれている。●基礎魔法(教養課程魔法)魔法の概念をつかむために、ソレンティアの学生がまず学ぶ魔法を指す。魔法としての歴史は浅い。これらの魔法は全ての学科共通の必須単位であり、講義も学科合同で行われる。基礎魔法は簡易さ、汎用性、また魔法の基本的構造への理解を高めるために「コモン・イメージ」と呼ばれる象徴(各世界で著名な妖精・天使など)を見立て、発現後のイメージをより明確にしている。魔法の一切を知らないものに向けた、入門魔法に相当するものである。ソレンティアに入学した学生ならば一定の学習(平均3~5講習ほど)を踏まえることで、ほぼ誰でも習得可能。なお、わかりやすさを優先するために、おざなりなネーミングの魔法が多い。専門課程の講義に入るための必須単位。