●●●妖精界●●●エルフとダークエルフが二大勢力を持つ。 その他にも、ドワーフ族やトロル族などが暮らしている。 潜在的な魔力が強く、一般的な魔法のほか、古代魔法や特殊魔法などにも長ける者が多い。 エルフとダークエルフは現在では平和協定を結んではいるが、 大戦を経験した者の間にはいまだ確執があるようだ。 自分の国から離れて生活するエルフやダークエルフの存在は未だに稀である。●●●二大勢力●●●○アルヘイム美しい外見と高い知性を持つ、エルフ族の国。高位のエルフたちが、長老として国のトップに君臨している。 国民性は均一ではない。住む場所によってその特性も異なる。風のエルフ・大地のエルフ:活動的で戦闘能力に長ける 森のエルフ・水のエルフ:思索的で静けさを好む 光のエルフ:バランスタイプで調和を生む、種としての数は少ない ・エルフ種族仔細光のエルフ(ルチア・アルブム)/風のエルフ(ヴェンティ・アルブム)大地のエルフ(テラ・アルブム)/水のエルフ(アクア・アルブム)/森のエルフ(ヌメル・アルブム) ○アルカウム剛健な体と高い戦闘能力を持つ、ダークエルフ族の国。かつてはエルフによって虐げられた存在であったが、1000年前の大戦以降、表面上は平和協定を結び、現在に至っている。総じて戦闘を好み、美や知性よりも権力や力を重視する傾向がある。 ●●●その他の国々●●●○ドゥベルドムスドワーフ族の国。独自の文化を築き、主に岩場や洞窟などの多い地域に暮らす。体はエルフ族よりも小柄であり、顔つきも童顔の者が多く、一見すると子供のようにも見える。派手な事や他種族との争いごとは好まず、自分たちの社会を堅実に発展させ、豊かにするという事を大切にしている。 ○クエルドルミーレトロル族の国。他の種族との交わりを絶ち、辺境の森に隠れ里のような集落を作って暮らす。体はドワーフと同等の小柄な者が多く、小人のような姿の者や、小動物に似た者など様々。小心で警戒心が強く、異種族との関わりを嫌っている。 ●●●妖精界の基礎データ●●●○平均寿命男性:135歳/女性:140歳○学校人間界での小・中・高にあたる教育システムがある。ただし、一部の未発展地域や政情が不安定な地域では、システムが整っていないところも。●●●妖精界の文化●●●文明の成熟度は、機精界に次いで進んでいる。妖精界では魔法の力が非常におおやけなものであり、政府機関の中にも魔法に関わるセクションが多数設けられている。ただし、ドゥベルドムスやクエルドルミーレといったような、妖精界におけるマイノリティな国々では、大国ほど魔法テクノロジーが浸透しておらず、昔ならではの伝統的な生活を送る種族もある。また、妖精界では精霊信仰が一般的であり、季節の節目には、各地で精霊を祭る儀式が行われている。 ○オシュテルン祭妖精界のある地域で行なわれる妖精界の卵祭り、人間界のイースターと共通の部分がある。 種族を越えてこの期間は卵を贈りあい、相手を敬う 戦争の多い妖精界で数少ない平和的な祭り。 卵とジャッカロープという角の生えたウサギが祭りのシンボルとなる。 ●●●妖精界の宗教●●●妖精界には〈長老〉と呼ばれる非常に長命な者が存在し、重要な物事の決定や、祭事の仕切りなどは、〈長老〉たちによって取り仕切られている。種族や土地によって、さまざまな土着の信仰が息づいてはいるものの、妖精界に明確な〈神〉というものは存在しない。強いてあげるとすれば、〈長老〉の存在がそれに近いものとして考えられている。